※このエントリは、2020/01/02 11:06 にnoteで書いた内容です
明けましておめでとうございます。どんな年末年始をお過ごしでしょうか?
自分は久しぶりに自分一人で帰省をしておりまして、旧友に遊んでもらったり、記憶の中にある風景とは随分変わってしまった地元をぶらぶらしたりして過ごしています。
本年も皆さまはもちろん、ご家族、ご友人をはじめ、それぞれの大切な方々が幸せに過ごせますように。
さて。年初ということで、今年の目標などについて書くものなのかもしれませんが、昨年末に書けなかったことを、しばらく書いていこうかと思っています(笑)。
2015年以降、読んだ本の冊数を記録しているのですが、2019年は2015年に次いで、少なくなりました。「本」の対象については、自己啓発やら小説やら専門書などはもちろんですが、漫画、雑誌など、なんでも学びの対象だと考えているので、全て含んでいます。
そんな中で2019年に読んだ本の中で一番、印象的だったのは、カルロ・ロヴェッリ (著)・冨永 星 (翻訳)の「時間は存在しない」です。
物理学者である著者が、物理学から始まり、最後は哲学的な観点から「時間」について書かれています。「時間」というものがないということではなく、「全宇宙」規模で共通の絶対的な「時間」は存在しないということになると思います。自分としては面白く読むことが出来ましたが、同時に、地球上でも環境によって「時間」は絶対的なものではないということを知って、自分の無知を恥じました。
というのも、ここ数年、漠然と考え続けていることがありまして、それは「平等なモノってなんだろう?」ということ。
地球上というのが前提になるのですが、どこかの時代、どこかの国・地域に生を受けて生かされているわけで、そこは紛争の絶えないところなのか否か?裕福な家庭なのか否か?先進国、あるいは後進国と呼ばれるところなのか?(自身で選んでいるという話もあるようですが、そこは分からないので)自身ではどうしようもない要素が多い中で、反面、「平等」ということが言われるわけです。
自分なりに、ない頭で考え続けた末にたどり着いたのが、「時間だけが万人に平等に与えられたモノなのではないか?」ということで、以降、自分としては納得がいっていたのですが、この本を読んで「時間さえも平等ではないのか…」ということを知りました。
改めて「平等なモノってなんだろう?」と考え直し始めているのですが、な〜んも浮かんできません… 「平等なモノってなんすかね?」