※このエントリは、2020/01/18 19:28 にnoteで書いた内容です
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を観て、ようやくスター・ウォーズと禅のつながりに「あっ…」と思った自分が、関連する本はどんなものがあるのかしら?と探したのは「スター・ウォーズと禅 : 「スター・ウォーズ 禅の教え」を読んで」で書いた通り。
その時、読んでみようと購入したのは「スター・ウォーズ 禅の教え エピソード4・5・6」だけではなくて、もう一冊、この「ジェダイの哲学」。
この2冊は電書化されておらず、それでもネットで購入することは何のこだわりもなかったのですが、帰省中だったこともあり、大晦日に片田舎の書店を回ってみたのです。最初に行った書店では見つけられず、2軒目の書店で2冊並んでいて、これも巡り合わせということで、ガシッと手に取り、レジに向かいました。
自分は2015年8月17日から毎日、欠かさず、瞑想を続けてきました。以降、瞑想関連の書籍や哲学的な内容やスピリチュアル的な内容の書籍も何冊か読んではきたので、この「ジェダイの哲学」に書かれていることは、自分にとって、なにか目新しいことが多かった、というわけではありません。
ただ、スター・ウォーズの世界観から語られることで、非常に読みやすいし、分かりやすい。もちろんこれは自分もリアルタイムではないにしろ、スター・ウォーズの全エピソード観てきたからというところはあるとは思います。
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」が日本で公開されたのが、1978年6月30日 ということですが、その頃の自分は映画といえば「東映まんがまつり」とかそういう感じだったと思いますので、スター・ウォーズを知ったのはもう少し後だったと思います。
観ても、メカが格好いい(Xウイング、最高!)とか、ライトセーバーの戦闘シーンが格好いいとか、そういう観点からだけだったので、こうした禅との共通点とか哲学的な側面には全く気づいていなかった。考えたこともなかった。もちろん、それがダメということではないし、単純にSF映画ということで、楽しむだけでも良いでしょう。
自分は瞑想を続けてきたことで、自分の内面により目を向けられるようになったと思っていますし、それまで、あまり考えもしなかったことを考えたり、持てなかった視点を多少なりとも持てるようになったと思っています。そうした中での「ジェダイの哲学」との出会いは、まさにフォースの導きと言えるかもしれません (笑)
「ジェダイの哲学」は読者が老ジェダイを訪ね、ジェダイ見習いのパダワンとして、師である老ジェダイから教えを乞う形で、進んでいきます。エピソード1〜6までの内容に加え、「クローン・ウォーズ」や「ローグ・ワン」のセリフなども引用されています。
まぁ「瞑想ってなんか胡散臭い」とか、「宗教とか哲学とかなんか難しそう」とか敬遠してる方は少なくないと思うのですが、とはいえ「瞑想とかちょっと気にはなるのよね…」って思ってる方は、是非、この「ジェダイの哲学」を手に取っていただきたい。
スター・ウォーズを観たことがある方はより分かりやすく、観たことない方でも、この「ジェダイの哲学」からスター・ウォーズの世界を垣間見て、映画を観てみるっていうのもありだと思うし、より面白く映画が観られるんじゃないかと思うんですよねぇ。
それでも「スター・ウォーズには興味がねーよ」というのも、もちろん結構。ただ、「ジェダイの哲学」には生きていく上で大切なことが詰まっていると思うのですよ。
自分はあとどれくらい生かしてもらえるのか?もちろん知る由もありませんが、傍において、繰り返し繰り返し、読み返したいと思う一冊となりました。