最後の更新が、2015年4月4日でしたので、早いものでもう6年半ほど経過してしまいました。サボってる間もアクセスいただいていた方、ありがとうございました。また、新たにアクセスいただいた方、はじめまして。
当時、体調を崩して休職中の身だったのですが、復職期限がその年末だったこともあり、それに向けて心身共に就労に足る水準に持っていくにはどうしたら良いのか?と腐心する中で一旦、ブログを止める判断をしました。同時に iPhoneにインストールしていたゲームも全てアンインスール、専用機でのゲームも止めまして(ゲームが悪いなどという気は毛頭ありません。プレイ時間をエクササイズや瞑想など健康を取り戻す時間に当てたりなど全体の時間の使い方とか規則正しい睡眠時間の確保などが目的でした)、回復に専念することにしました。復職し6年近くが経とうとしていますが、おかげさまで、この間、多少の波はありますが一定水準以上の体調を維持し、なんとか過ごすことが出来ています。
様々なことを止めた判断が正しかったかどうかは分かりません。ブログの更新なんかは「パコンで作業する」ということを考えると続けた方が良かったのかな?と思わなくもないですが、まぁ今さらなことですね。
Twitter にはほぼ何かしらツイートをしていた毎日ではあったと思いますが、限られた文字数の中では何か発信したいと思ったことがあっても十分に書くのは難しい。Facebook では長文を書くことも可能ですが、あの中で不特定多数の方に向けて書く気もないですし、友達限定では長文は基本的に読まれない。というのもよく分かりました(文章力の至らなさなどは棚に上げておきます)ので、取るに足らない内容であっても、やはりブログは必要だなという思いは強くなりました。
なので、素直に再開すれば良かったのですが、これを機にツールを変えたかったんですよね。WordPress を使うのを止めたかったのです。
WordPress の利用を止めたかったわけ
HTML を手書きで書く時代から始めた身からすると、Blog というプラットフォーム(という表現は正しい?)の登場はとても画期的でした。個人的に一番良かったのは過去ログのケアをしなくても良くなったことでした (笑) が、(あまりやりませんでしたが)デバイスがあればどこからでもオンラインで更新も出来たり、便利になりました。
独自ドメインを取得し、レンタルサーバー上で WordPress の環境を構築して運営してきましたが、全く思い至っていなかったのは DB の存在です。
日々、更新した内容は DB に蓄積されていきます。だからこそ過去ログのケアも気にしなくても良いし、ということだったわけですが、セキュリティなどの関係上、サーバがサポートするバージョンも WordPress のバージョンも、DB (MySQLなど) に求められるバージョンも上がっていきます。WordPress には自動でバージョンアップされていく仕組みがありますが、使っているプラグインが常に同期して対応されるわけでもありません。最悪、バージョンアップがされるまで利用できないケースも出てきます。
また、DB のケアは(少なくとも自分の場合は)ユーザ自身でやる必要があります。何度かバージョンアップをしなければならない機会がありました。その時にたまたまブログの DB ではありませんでしたが、他で運用していた DB を飛ばしてしまったことがありました(それはネットの藻くずと消えました…)そして DB の容量はどんどん大きくなるばかりですので、サーバの契約上、利用可能な容量を超えてしまうという問題もはらんでいます。
DB のバージョンアップに失敗して飛ばしてしまったのは、自分自身の知識・技量の問題でしかありませんし、容量の問題はサーバのプランを上位にすれば解決できる話です。しかし、自分としては趣味の範疇の中で、そこまで運用にお金もかけられませんし、DB のことを気にしながら更新を続けていくのも楽しくないねーということで、再開するにあたってどうするべきか?をずっと考えておりました。
システムのことを気にしなくても良い。ということであれば、 はてな や note などのサービスを利用すれば?ということで、中でも良さそうに思った note を少し利用したこともありました。実際、マネタイズも含めて、よく出来たサービスだなーとは思いましたが、個人的にちょっとしっくりこない部分もあり、続きませんでした。
別の選択肢として notion を利用した更新も検討しましたが、これはこれで URL のこととかやりたいようにやるには自分にはハードルが高そうだなーということで早々に諦め。
そして何を選ぶにしろ、既存のサービスを利用するということはそのサービスの制限を受けます(その代わりメンテナンスなどは気にしなくても良いという利点もあるでしょう)し、永遠にそのサービスが続くのかも分かりません。
ということもあり、逡巡した結果、静的サイトジェネレーターに行きつきました。
静的サイトジェネレーター
静的サイトジェネレーターというのは、乱暴かもしれませんがイメージとしては WordPress や Movable Type など動的にページを書き出す CMS と、手書きで書いてきた HTML / CSS ファイルのような静的ページの良いとこ取りな感じでしょうか?
メリットとして、
- 基本的に静的な HTML で構成されるので、レスポンスが高速
- セキュリティ上のリスクが少なくなる
逆にデメリットとして、
- CMS のように GUI の環境が用意されている訳ではなく、記事を書くには Markdown 記法の知識が必要
- 他、その人の知識・技量ベースによって敷居が高い場合がある
という感じでしょうか?詳しくは Google 先生にお尋ねください 😅
これを知ったのは2年以上前だったでしょうか?「へーこういうツールがあるんだ」と思い、いろいろと調べてみました。自分はその時点で、ある程度は Markdown 記法の知識もありましたし、バックアップの必要も基本的にない(ローカルにファイルは全て存在し、Mac であれば Time Machine で勝手にバックアップされる)し、セキュリティ上のリスクを基本的には考えなくて良さそう(つまり DB のセキュリティも容量も気にする必要がない)というのは非常に魅力的に思えました。
ただ、仕組み・仕様の理解と導入自体がちょっと大変そうだなーと、デメリットに挙げた「2. 他、その人の敷居が高い場合がある」を感じてしまって、当時はそのまま見送ったのでありました。そうして一周回って戻ってきたわけですが、まぁやってみれば何とかなるもんだ、ということで再開までこぎ着けることが出来ました。
てなわけで、続きはまた後日。