「私たちのための新しい楽器」インスタコード

自分も楽器が弾けるようになりたいの

音楽を聴くのは大好きですが、関連のことはからっきしできません。歌は下手ですし、楽譜も読めません。楽器演奏は言うに及ず。「パラッパラッパー」のせいぜい３面まで行くのがやっとな感じのリズム感。

そんな自分ではありますが、コロナ前からのここ数年「なんか楽器が弾けたらなー」と漠然と思い続けておりました。特にきっかけらしいきっかけがあったわけではないのですが、電子楽器が気がつけば増えてきてたこともあって、中学時代の音楽の授業でＦのコードが押さえられずにギターを挫折した身には、もしかしたら？っていうことはあったのかもしれません。

とはいえ、決め手もなくて。そうこうしている内に「ウクレレを弾きたいなー」と変わってきまして、ネットで調べたりお店で実物を見たりしてきたのですが、「いやいや待てよ？ウクレレもコードを抑えないとだめだろう？」となって、それも頓挫。

そんな中、知ったのが「インスタコード」でありました。

クラファンで知って支援を決める

これもきっかけをよく覚えていなくて、どなたかのツイートを見たのかな？ちょうどクラウドファウンディングが始まったところだったと思うのですが、おもしろそうな楽器があるぞと。調べてみると、

自分でも演奏ができるようになりそう
いろいろな楽器の音が出せる。ウクレレの音色もある
開発チームの顔ぶれ
自分には全く分かりませんが、しっかりとした音楽理論に基づいている
開発された経緯や取り組まれてる姿勢など

といったところが良さそうに思いましたし共感も覚えました。そして自分は単に演奏したいだけで、楽器は何でも良いんだということにも気づきました。そうなれば話は早い。ということで、手に入るまで１年以上ありましたが、支援することを決めました。

自分もモノ作りに関わってる端くれとして、最近のクラウドファウンディングってなんか違うなーと個人的には感じていたのですが、事前の試作や費用の見積もりなどもしっかりされているんだなと感じられたのは大きかったかもしれません。

クラファン終了後はコロナ禍の環境下で当初予定されていた部材の入手が難しくなったり、それに伴うプログラム変更などなど大変なことも多かったようですが、2021年9月16日に我が家に到着しました。途中で追加されたホワイトカラーのモデルに変更し、別売りオプションのソフトケースと一緒に。

本当にすぐに弾ける

同梱されている取扱説明書には、大きな古時計の譜面が載っているのでまずはそこから。本当に30分もしない内に演奏しながら歌うことが出来たんですよ。これは本当に本当に嬉しい、そして初めての体験でした。その後は後述した「 toICN 」を利用して ChordWiki で思いつくままに曲を探しては演奏してみましたが、短時間でなんとなくそれなりに演奏しつつ歌えるようになるもので、実に楽しいです。まぁ何も見なくても演奏できるようになるのはまだまだ遠い道のりですが… 😅

そんなわけで、簡単に弾けるとはいえ、好きな曲を自由に弾くにはインスタコード用の譜面が必要。ということなんですが、インスタコード用のテンキー譜に変換するアプリ「コード譜ライター by インスタコード」というアプリが提供されています。

iPhone

Android

また、有志によって ChordWiki などのコード譜をテンキー譜に変換するブックマークレット「 toICN 」が公開されています。こうしたツールのおかげで、音楽知識のまるでない自分でも演奏を楽しむことが出来ていて、本当にありがとうございます。toICN の使い方はリンク先を読めば理解できると思いますが、「分からん」という方は、みやびさんの動画が分かりやすいかと（toICN については、動画の２分過ぎの辺りから）。

公式サイトでも「ネット上のコード譜をインスタコード用の楽譜に変換する」というページが用意されています。

自分が思う「インスタコード」とは？

オモチャだとか何だかんだとおっしゃる方もいらっしゃるようで、いろんな受け取り方があって良いと思うのですが、インスタコードに興味を持って、支援・購入された大部分の方は、別にギターが弾きたいとか、ピアノを弾きたいというわけではないんじゃないのかなーと思っています。

自分もそうですけど、単純に自分も楽器を演奏したい。自分自身で演奏しながら歌いたい。それも「苦労しない」で「簡単に」って思っていたけどできなかった方々なんじゃないかと。だってギターを弾きたければギターを練習して弾けるようになるしかないですし、ピアノが弾きたければピアノを練習して弾けるようになるしかないですよね？だからインスタコードはそうした方々の新しい楽器なんだと思うわけです。

「The computer for the rest of us」というスローガンと共に発表された Macintosh も当時は同じように揶揄されていたと思いますが、インスタコードもまさに「for the rest of us」な楽器なんだと思います。

開発者のゆーいちこと永田雄一氏は「安売りしない」と宣言されています。ということはいつ購入しても、価格は変わらない（上がることはあっても下がることはない）ということ。つまりは早く手に入れて楽しんだ方が得、ってことです。

関西在住の方向けになってしまいますが、12月18日-19日に大阪日本橋で体験会が予定されているので、まずは体験からでもいかがでしょうか？

スタッフゆる募（大阪）

12月18日(土)～19日(日)
大阪日本橋で体験会を開催するので手伝ってくれる人いませんか？https://t.co/4nc7HDn3xH

①9:00-15:00
②14:30-20:30
時給 1000円

条件：
1.インスタコードユーザー
2.以下の単語が分かる人
-DAW
-ダイアトニックコード
-平行調
-属調
— インスタコード/誰でも弾ける新しい楽器 (@insta_chord) November 20, 2021

インスタコードの購入は、以下の公式サイト（紹介パートナー制度を利用しています）から。