Twitter の TL で見かけたこのツイート。

俳優・松重さんの別注 T シャツということで、ちょっと気になったのでクリックしてみました。まぁ「リーズナブルプライスって言ってもお高いんでしょ?」 😅 とは思いつつ。

詳しいことはこのツイートのリンク先である、Pen の「 俳優・松重 豊の別注無地Tシャツ第二弾、長袖タイプが登場!今回も嬉しいリーズナブルプライス 」をご覧いただければと思いますが、まず、なんで “マッチゲ” というネーミングかというと、

“松重”が発音しにくく外国人やスタッフが噛みやすいことから、名付られたそうである。


俳優・松重 豊の別注無地Tシャツ第二弾、長袖タイプが登場!今回も嬉しいリーズナブルプライス|Pen Online

とのこと。

また、紹介されている T シャツは、あくまでも松重さんご本人が着るために開発されたそうですが、T シャツ老舗メーカーの「 久米繊維 」も驚くほど完成度が高かったことから商品化された。とのことで、俄然、気になりました。

半袖、長袖を問わず、それなりに T シャツは所有し着てきました1 が「これは気持ち良い」という T シャツにはなかなか出会えないものです。そんなこともあって、1 枚試してみたいと思ったんですが、とはいえ、価格は気になるもの。リーズナブルって言ってもなーと記事を読み進めると、価格はなんと税込 2,750円。

これを安価と感じるか、高価と感じるかは人それぞれあるかと思いますが、自分は良いモノには適正な価格があるし、あるべきだと思っていますし、少なくともこの価格なら買ってみようという気になりました2ので、公式サイトで黒の長袖 T シャツを 1 枚購入してみました。

自分の身長/体重は 176-7 cm/67kg±1kg って感じで、普段は少しゆったり気味に着たいので、大体 L サイズを選ぶことが多いのですが、このマッチゲ T シャツは少し細身のようなので、一番大きな LL を選んでみました。

【写真】マッチゲ Tシャツのパッケージ

マッチゲ Tシャツのパッケージ

購入したのが夜でしたので、翌々日に到着。

まず袋を開封し触れた生地の肌触りは良い感じです。そして、とりあえず着た感じはどんなものなのかを確かめるために袖を通してみたのですが「おっ!?」と声が出ました。

細身な感じには違いないのですが、首、肩、腕回りは自分には少し余裕がある感じで、胸からお腹にかけてはフィット感が増す感じ。これはこれまで着てきたどのTシャツにも無かった着心地です。大きめのサイズを選んだこともあり、袖は若干余る感じで、丈も長め。もっとも丈はそもそも長めになっていて、パンツインしやすくなっているとのこと。

一度、洗濯した後、あらためて1日中着てみましたが、実に良い感じ。出来のよくない製品だと縫い目が気になったり、なぜか痒くなったり、気持ちよく着られないこともありますが、マッチゲ Tシャツはもちろんそういうこともなく、なんかしっとりと言う表現が正しいのかよく分かりませんが、今まで袖を通してきた T シャツには感じたことのなかった着心地・肌触りでした。これはリピート確定って感じです。

寒くなってきましたので、インナーにも着て過ごしていますが、中でダブついたり不快になることもなく、実に気持ちの良いフィット感です。元々服装に関して強いこだわりがある方でもなく、近年はますます流行り廃りには関心はなくなってきていて、自分が気に入ったモノを長く着続けられれば良いと思うようになってきましたが、今回こうして良いモノに出会えたのはありがたかったです。

【写真】日本製Tシャツの原点 1950年代半ば まだTシャツと言う呼び名が広く知られていなかった時代。日本製Tシャツの先駆けとなった「色丸首」。その「一枚」は、日本でのTシャツ文化の始まりを告げるべく、東京本所石原町の私たちの工場で産声をあげました。以来、半世紀以上にわたり、この国で編み、丁寧に染め上げられたしなやかな生地を、熟練の職人が細やかな心配りで縫い上げてまいりました。上質な仕上がりを五感で味わっていただき、永くご愛用いただくこと-それが、私たちの喜びであり、誇りです。

パッケージ裏のメッセージ

また、久米繊維はパッケージの裏にもあるように 1950 年代半ば、まだ T シャツという呼び名が広く知られてなかった時代から T シャツを作られているとのこと。不勉強でそのお名前を知るのも今回が初めてだったのですが、日本にはまだまだこういう素晴らしいモノづくりを続けられている会社があるのだということを知ることが出来たのもまたありがたいことでした。


  1. とはいえ、現状、所有枚数はせいぜい50枚というところ ↩︎

  2. 一桁上の価格なんだろうと想像していた 💦 ↩︎