AV Watch「パイオニア、“音を追い込める”DSD/バランス/8ch DAC×2の本格派ヘッドフォンアンプ」の記事から。

パイオニア U-05

パイオニアからヘッドホンアンプ内蔵型 USB DAC「U-05」が 7 月下旬に発売になります。希望小売価格(税別)は、105,000 円。6 月 17 日から、パイオニア プラザ銀座で先行展示されているそうです。

DAC 部分にカナダ ESS Technology の 8ch DAC の「ES9016」を採用。これを左右それぞれに使用することで、左右それぞれを 8ch パラレル駆動させ、信号レベルを 8 倍にする一方で、ノイズを大幅に低減して、高い SN 比を実現しているんだとか。

USB DAC 機能は、DSD が 2.8/5.6MHz、PCM は 384kHz/32bit までサポート。デジタル入力は他にも、同軸デジタル×2、光デジタル×2、AES/EBU を搭載して、こちらは 192kHz/24bit までをサポート。

デジタルフィルタは ESS が用意している「SHARP/SLOW」に加えて、パイオニアが用意したパラメータを使った「SHORT」も選択可能になっていたり、DAC が同期する際のロックレンジ精度をユーザーが調整できる「ロックレンジアジャスト」機能を搭載。他にも原音を忠実に再生するという「DIRECTモード」や楽曲を 384kHz や 32bit まで拡張・アップサンプリングして処理する「オーディオスケーラー」機能も搭載。

また、ヘッドホンアンプ部にはバランス信号伝送方式が採用されていて、前面にアンバランスの標準ヘッドホン出力、バランスのヘッドホン出力が用意。バランスの出力は、3ピンの XLR3 端子と、4 ピンの XLR4 端子が用意されております。

ヘッドホンアンプというと、個人的には最近は LUXMAN か TEAC か(あっ SENNHEISER もあるな)という感じもあったんですが、いい選択肢ができたんじゃないかと思います。特にこの価格で、バランスのヘッドホン出力が用意されているのは嬉しいところ。発売になったら一度、聴いてみたいなぁ。

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