Windows 環境では定番になっているらしい、dBpoweramp の OS X 版のベータ版が「dBpoweramp Music Converter Apple OS X R1」として提供されていたので、試してみました。
dBpoweramp は Mac で言うところの X Lossless Decoder (XLD)と同じようなソフト。様々なフォーマットに変換したり、CD を取り込んだりすることができます。LINN が推奨しているソフトでもあります。39 ドル。
面倒くさいなと思ったのは、デフォルトでは、The で始まるのアーティストはアーティスト名, The という名前でフォルダが作られること。The Beatles は Beatles,The となっちゃう。こんな風にネーミングする人っていないと思うんだけど、なんでこんな仕様なんだろうなぁ…
XLD とリッピングの速度を比較してみました。使った CD は、The Beatles の「ABBEY ROAD」。Mac mini (Ealy 2009) を使いました。フォーマットは ALAC。結果は以下の通り。
XLD : 9 分 32 秒
dBpoweramp : 3 分 48 秒
dBpoweramp の方が約 2.5 倍速いですね。どちらも AccurateRip データベースから一致を確認してくれますので、正確性という点では同等かなと思うので、この速度差は魅力ですね。
音質はどうでしょうか?Audirvana Plus で「Come Together」を再生して比べてみました。
音質の差はほとんどないという感じですが、dBpoweramp の方がほんのわずか、低域の厚みがあるように思いました。
dBpoweramp の Mac 版も正式にリリースされれば有料になると思いますが、ドネーションウェアの XLD との速度差というのは、大きいですねぇ。正式にリリースされたらもう一度、試してみたいと思います。