マイコミジャーナル「集中して文章を書くための環境づくり – WriteRoom/Dark Room」の記事で、「WriteRoom」というエディタを知りました。
24.95ドルのシェアウェアですが、30日間の試用が可能です。
デフォルトの設定では、起動させるとデスクトップは真っ暗になり、緑色の入力部分のブロック挿入のところが点滅している画面が現れます。
今となっては、分かる方の方が少ないのかもしれませんが、思わず、学生時代に使っていたコンピューターの MS-DOS の画面を思い出しました (笑)
しかし、このメニューバーも表示されないシンプルさは実に潔いですね。そして文章を黙々と入力するには、実に集中できる仕様だと思いました。これだけシンプルなエディターは初めてみました。
esc キーをタイプすると、このモードからは抜けて普通のウィンドウの中で入力できるように変わりますが、文章を黙々と入力するにはこの MS-DOS モード(勝手に命名(笑))を使いたいですねぇ。もちろん、文字フォントや色、背景色など全て変更は可能ですし、メニューバーを常に表示するような設定も可能です。
また、自動保存の機能が実装されているのもうれしいところ。時間は設定からいくつか選ぶことができます。万が一、強制終了するようなことがあっても安心です。
個人的にはそれほど長い文章を入力することもないですし、ワープロ、エディタという類のアプリにはあまり縁がないのですが、このシンプルさには久しぶりに驚きがありました。
物書きをする方には、集中できる環境も提供してくれる、良いツールになるんじゃないでしょうか。
ちなみに、この WriteRoom の作者はブログでのレビュー記事を求めてられていて、記事を書いた人には無償でライセンスキーを発行してもらえるとのこと。こういうところも、嬉しいですねぇ。
また、この WriteRoom ですが、iPhone/iPod touch 版もリリースされてます。600円。
レビューなどを見てみると、基本的に Mac 版の仕様と同じようなルック&フィールの様ですが、横長画面にしても入力可能ということで話題になっていた「iNote」と同様、横長画面での入力に対応しています。
また、Wi-Fi 経由で、Mac から iPhone 内のメモにアクセスし、編集が可能だそうです。
出先で、簡単にアイディアをなどを入力しておいて、自宅や会社で Mac からアクセスして仕上げるなんて使い方は便利かもしれませんね。
また、App Store で WriteRoom を購入した方には、ここのオンラインソフトウェアを購入するときに使える 5ドルのクーポンコードがついてくるそうです。これまた嬉しい。Mac 版の WriteRoom の購入に充てることも出来ますねぇ。
標準のメモアプリの代わりは何が良いかと思ってたんですが、WriteRoom はかなり良いんじゃないでしょうかね。