iPhone/iPod touch 用ブログエディターは有料のアプリばかりでしたが、無料で使える「BlogWriter Lite」がダウンロード可能になっていたので、試してみました。
「iBlogger」との比較になりますが、結果から述べれば、自分が LOVELOG で運用するには「BlogWriter Lite」の方が都合が良いです。
設定は以下のようになります。
ブログの種類では「Others」を選択します。「Self-host WordPress Blog」を選択しても問題ありませんでした。
Username と Password は LOVELOG で使っているもの。Service URL は「http://blog.dion.ne.jp/rpc/」です。Port は 80 のままです。
次に「BlogWriter Lite」と「iBlogger」との違いをまとめていきます。
まず、「BlogWriter Lite」は文字コードを設定する項目はありませんが、LOVELOG で設定されている EUC-JP で問題ありませんでした。「iBlogger」は実態参照になってしまいます。
それから自分が LOVELOG のシステムで設定してある、「コメントを受け入れる」「トラックバックを承認制にする」の設定を生かしてくれます。「iBlogger」は「コメントを受け入れる」「トラックバックを拒否する」になってしまいます。
カテゴリーを読み込む項目はあるのですが、読み込むことは出来ませんでした。「iBlogger」はカテゴリーを読み込みますが、ポストするエントリーに反映させることができません。よって、結果的には同じです。
サーバーのエントリーは 30件読み込んできます。修正はできないようです。「iBlogger」は 20件ほど読み込んできて、修正が可能です。
「BlogWriter Lite」は画像を添付することができません。600円の有料の「BlogWriter」では可能のようです。「iBlogger」は 画像を 1枚添付することが可能です。
書き出される HTML コードの質は「iBlogger」の方が高いと感じました。
ということで、無料と 1200円のアプリを比較してみましたが、正直、1200円を無駄にした感覚は拭えません orz
「BlogWriter」は MovableType をサポートしていないようなので、サポートしてくれれば LOVELOG でもカテゴリーを読み込んできて、エントリーに反映してくれる可能性があります。
もちろん、使われているブログのシステムによって、どのアプリが適しているかは変わってくることなので、一概にこれが良いということはないと思いますが、LOVELOG ユーザーはとりあえずこの無料のアプリを試されても良いのではないかと思います。
さて、同じようなことを繰り返し述べてますが、App Store のアプリは基本的に試用ができません。
中でもブログのようにシステムに依存する部分が多く、また日本のユーザーの場合はプロバイダーなどの無料サービスを使用していることが多いと思うのですが、仕様はあまり公にされていない場合が多いと思います。
実際問題として試してみないと分からないという感じだと思うのです。ですのブログエディターのアプリについてはこの「BlogWriter Lite」のような機能制限があっても充分だと思うので、試用が出来る無料版の配布を切にお願いしたいと思います。