CyberBuzz の「軽量・コンパクトなポータブルハードディスク「Apollo」でスタイリッシュなPCライフを体験!!」に幸運にも当選することができ、イメーション株式会社の「Apollo™ Portable HD」を使用する機会に恵まれましたので、レポートします。
「Apollo」のポイントは以下のように挙げられてます。
- 軽量
- スリム&コンパクト
- スタイリッシュなデザイン
- 大容量
- WindowsとMacの両者に対応!
- ACアダプタ不要
- かんたん自動更新バックアップソフト付
ではパッケージからみていきましょう。
比較のため、文庫本サイズの「ほぼ日手帳」を下に置いてます。ご覧の通り、文庫本より一回り大きい程度のパッケージでコンパクトになっています。中の緩衝材も発泡スチロールなどを使用せず、シンプルでエコなモノになっています。この点は非常に好感を持ちました。
次に本体。
比較のため、iPhone 3G を横に置いてますが、一回り大きい程度のサイズです。
きょう体は非常にシンプルで軽量。スイッチ類は一切無く、mini USB 端子が一つと動作状態を表す青い LED があるのみです。また表面がヘアライン処理がしてあって手に持っても滑りにくい加工が施されているので、モバイル用途として頻繁に持ち運んでも手が滑って落とすという危険性も低いように思います。
取説などを除くと付属品は USB ケーブルのみ。USB から電源供給するタイプなので、AC アダプタなどもないのでその辺りも手軽に持ち運べ、利用できるのは大きな利点かと思います。接続するパソコンの USB 電源供給の制限により、更に電力を必要とする場合に備えて、ケーブルは補助電源用の USB コネクタも使えるようなケーブルになっています。
では、繋いでみましょう。接続した Mac は愛用の初代 iMacG5 になります。ハブを介さず直接、接続しました。
HDD の中には、Mac/Windows 用にそれぞれ「TotalMedia Backup ソフトウェア」のインストーラが保存されています。バックアップ用途に使おうという方はこのソフトを使うとともにバックアップを取っておきましょう。付属品の中には CD-ROM などはありませんので。
ディスクユーティリティを起動して確認したところ、使われている HDD は東芝製の「MK1652GSX」というドライブでした。フォーマットは MS-DOS(FAT32) となっています。とりあえずフォーマットはこのままにして、Xbench で Disk Test を行ってみました。
検証した Apollo の容量は 160GB の製品でしたが、あいにくと同じ容量の USB HDD を持っていないので、参考として 3.5インチ HDD を使った LaCie USB 500GB HDD の測定値と比較してみます。それぞれ 3回ずつ計測し、平均値をまとめています。
item | Apollo | Lacie | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
Disk Test Score | 19.61 | 19.89 | ||||
Sequential | 15.84 | 16.31 | ||||
Uncached Write | 16.47 | 10.11MB/s | 17.68 | 10.86MB/s | 4K blocks | |
Uncached Write | 18.09 | 3.16MB/s | 17.80 | 10.07MB/s | 256K blocks | |
Uncached Read | 10.80 | 10.23MB/s | 11.35 | 3.32MB/s | 4K blocks | |
Uncached Read | 22.96 | 11.54MB/s | 22.56 | 11.34MB/s | 256K blocks | |
Random | 25.75 | 25.49 | ||||
Uncached Write | 12.32 | 1.31MB/s | 10.96 | 1.16MB/s | 4K blocks | |
Uncached Write | 30.84 | 9.88MB/s | 31.55 | 10.10MB/s | 256K blocks | |
Uncached Read | 52.16 | 0.37MB/s | 74.81 | 0.53MB/s | 4K blocks | |
Uncached Read | 44.54 | 8.26MB/s | 48.60 | 9.02MB/s | 256K blocks |
Apollo の HDD は 2.5インチで 5200rpm、Lacie の HDD は 3.5インチで 7200rpm ということなので、もっとスコア的にも差がつくかと思ったのですが、あまり差が出ませんでしたね。
動作音についても、Lacie の HDD は静寂な製品の一つに入ると思いますが、Apollo はさらに静か。大きなファイルサイズのデータを読み書きすると、時々「カリカリ」というような音がわずかに聞こえますが、むちゃくちゃ静かです。常時使用していても全く気にならないと思います。
自分は外付け HDD は現在 3台使っていますが、基本的にはバックアップ用途(1台は旧システムのバックアップ、1台は画像データなどの貯蔵庫、1台は Time Machine)にしか使っていません。
個人的に外付け HDD に求めるものは、デザイン、静音性、信頼性というところでしょうかね。そういったことで基本的に Lacie の製品ばかりを使ってきましたが、Apollo はその点も満たしているといえるかなと思います。
なので、Apollo は小型軽量で AC アダプタも不要、静音性も高いということで常時接続して iTunes のデータを iMac の内蔵 HDD から移動させて運用していきたいと思います(内蔵 HDD の残り容量が 20GB を切っていて困ってたのよねぇ (^^;;)。
現在使っている Mac のトラブル時にも Windows 環境に持って行けますし、新規に買い替えた時にも接続し直すだけですから、手軽に運用出来そうです。念のため、Time Machine のバックアップの対象にはしたいと思いますが。
さて、この HDD は 2.5インチのドライブを使っていることもあり、非常にコンパクトです。また AC アダプタも不要なので、ノートパソコンと一緒に持ち歩いてモバイル用途にも使ってみたいとも思わせます。
もちろんこの製品は「ポータブル」とは謳っているものの「モバイル」用途云々については謳っていないのでもちろん明記もありませんが、他のモバイル HDD 製品の様に、耐衝撃性についてどうなのかなどというデータもあった方がありがたいかなと感じました。
手軽に持ち運びたい外付け HDD、静音性の高い外付け HDD を探しておられる方にはお薦めできる製品かと思います。