「ミツバチ失踪」報道に感じる不信感

MSN産経ニュース「ミツバチ失踪 農薬? 伝染病? 環境変化? 受粉できず果物高騰も」の記事から。

ここのところ、新聞・テレビなどでよく目にするのがこのミツバチが減少しているというニュース。原因ははっきりしないらしい。

受粉をさせるためのミツバチの調達コストが上昇していたり、人間の手による作業を行ったりということで、果物などの価格が高騰する可能性があるとのこと。

果物好きな自分には困ったことだし、また生態系が崩れていることは最終的に人間に跳ね返ってくるわけで気になるニュースなのであります。

で、思い出したのは、2年位前だろうか?米国で類似の減少が起きていることが、日本でも報道されていてこの時も関心を持って見ていた記憶がある。この時は原因の一つとして「電磁波」の影響がしきりに挙げられていたと思う。

曰く、携帯電話など電磁波を出す機器が急激に増えたため、ミツバチの航法システムを乱し、巣に帰れなくしているという主旨の内容だったと思う。

もちろん原因としては推測だし、他の原因についても指摘されていたと思うけれども、とにかく印象に残っているのはこの「電磁波」による原因説。さもありなんと思っていた。

ところが、2年遅れで日本での現状が伝えられる中で、この「電磁波」原因説はあまり目にしない。というか自分は全く目にしていない。単に読んでいない、見ていないだけかもしれないが、ここに報道の偏りを感じてますますマスコミ不信になっている今日この頃。

身近で「電磁波」といえば、何といっても「携帯電話」だろう。テレビを観ていても、各社の CM を頻繁に目にすることが出来るけれど、つまりは大事な「スポンサー様」なわけだ。

その「スポンサー様」に影響が出るようなことは、少なくとも推測では報道できないということだろうか?

もっともこんなことは今に始まったことではないのだけど、真の報道の価値ってどこにあるんだろう?

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