持っている DVD の中から、いくつか場面を選んで、SE-DIR2000Cドルビーヘッドフォンのサラウンド感というのは、どんなものなのか試してみました。

ドルビーヘッドフォンは、2ch (しかも耳のすぐ横に音源があるヘッドフォン環境) で 5.1ch を再生しようとする仮想技術なわけで、頭の形も、耳の聞こえ方も十人十色だと思うし、リアル 5.1ch 環境と比較してあまりに期待し過ぎてもダメだろう。

まぁ乱暴に言ってしまえば、「だまされやすい耳」と「だまされにくい耳」があると思うのだけど、果たして自分の耳はどうなのか? 主観的にならざるをえませんが、店頭でその辺りをちゃんと確認できるように展示されているところが多いとありがたいんですけどねぇ…

さて、まずは 5.1ch のサラウンド環境を手に入れたら試そうと思っていた、「スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス 」のポッドレースの場面。と、その前に…

スターウォーズの DVD は「音声・字幕メニュー」の「THX」のロゴを選択すると「THX オプティマイザー」のメニューを選択してテストができるようになっている。

ここでは、「オーディオ・テスト」と「ビデオ・テスト」ができるので、「オーディオ・テスト」を使って、どんな風に聞こえるのか試してみました。テストをスタートすると、フロント左、センター、フロント右、サラウンド右、バックサラウンド、サラウンド左、サブウーハーの順で再生されます。

SE−DIR2000C で聞いたテスト信号は、フロントの 3chとバックに関しては頭からあまり遠いところで鳴っているような感じは受けなくて、ちょっとがっかり。左右のサラウンドはそれなりに広がり感を得られます。

その後、チャプター20 からのポッドレースのシーン。やはり左右の広がり感は得られるものの、台詞が画面に近いセンターという感じはなくて額の前という感じで、正直、「こんな程度なのか…」と更にがっかり…

気を取り直して、次に「ハリーポッターと賢者の石」。この DVD のサウンドは、ドルビーデジタルサラウンドEX で収録されている。その中から、チャプター19 からのクディッチの試合のシーン。

箒に乗ったプレイヤーやゴールデン・スニッチなどが動き回るこのシーンは移動音のオンパレードという感じで、広い音場感を得ることが出来ました。そう欲しかったのはこのサラウンド感ですよ〜 また台詞もちゃんと画面近くのセンターから聞こえるような感じで、満足。

これを見てやっと楽しく(笑)なってきたので、次は DTS の信号をということで、「ロードオブザリング/王の帰還」スペシャル・エクステンデッド・エディション。この DVD のサウンドは DTS・ES の 6.1ch サラウンドを選択できる。

シーンは、チャプター65 の「黒門開く」からラスト近くまでを視聴。ここでも、台詞の定位感は良好で音場感も満足できるものだったし、黒門が開く時の低音の感じもいい感じ。

というわけで、スターウォーズEP1 の 5.1ch サラウンド EX( というよりは THX?)の音響設計と ドルビーヘッドフォンの相性ってイマイチなんだろうか?

自分としては、スターウォーズEP1の特定のシーンは今一つでしたが、十分に満足できるものでした。いやぁ良かった良かった(笑) これでまだ見てない DVD を見るのがますます楽しみになりましたですよ。

これであとは大画面があれば言うことないんだけど、うちでプロジェクターはどうしても無理っぽいんですよねぇ…

スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2001/11/08)
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おすすめ度の平均: 3.65

5 フォースのあらんことを…
4 特別篇
5 総合的には星5つだが…何を優先させるによるだろう。

ハリー・ポッターと賢者の石
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ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション
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5 後世に残る映画
5 長く歴史に残るであろう作品
4 三作目だけ

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