御木曳行事

この土日も行われました、伊勢神宮の式年遷宮の行事の一つである、「御木曳行事」に参加させてもらいました。

「式年遷宮」については、ウィキペディアの「神宮式年遷宮」の項が分かりやすいと思いますが、20年に一度、行われる神宮の行事で、伊勢神宮の内宮と外宮の御正殿をはじめ全ての建物、鳥居、宇治橋、収められている御神宝などを全て建替え、造り替えられるものです。 ちなみに、古い御神宝は神宮徴古館で、見ることができます。

okihiki06.jpg今度は第62回の式年遷宮で、2013年に正遷宮(神体の渡御)が予定されていて、それに向けて2005年から関連行事が進行中です。その中の一つ、「御木曳行事」は、建物の建替えなどに使われる御用材を内宮、外宮に運ぶ行事で、外宮へ御木曳車で曳き入れるのを「陸曳き(おかびき)」、内宮の中も流れる五十鈴川を使って内宮へ曳き入れるのを「川曳き」といいます。

もともと「御木曳行事」は両宮のある伊勢市などに住む人々が行うもので、住民の方々は、古くは「神領民」と呼ばれていたそうです。前々回の式年遷宮からは、その他の地域の人も参加できるように「一日神領民」という参加枠が出来て、定員に達する前に申し込めば参加できるようになっているようですが、参加できるのは基本的には「陸曳き」の方だけみたいです。

自分の場合は叔父が「川曳き」を担当する町に住んでいて、最近は人手も少なくなってきているようで声を掛けられたので、行ってきた次第です。

時間的には、結局、3時間ってとこでしょうか。この日は、秋篠宮さんがどこかの町内の担当分に参加されたらしく、1時間くらいおしちゃったもんで :-p 予定では2時間くらいのもの。といっても、距離的には、2、3kmってとこなのかな? そんなに長い距離ではないです。

後で聞いて初めて知ったのですが、「川曳き」の場合は、何ヶ所か橋の下をくぐるわけですが、御用材が通り抜ける間、その橋の上は通行止めされていたのだそう。そこまでしているなら「(引っ張っている)綱は跨ぐものじゃないよ〜」とそこかしこで注意されるわけだ。

実は前回、20年前に自分が高校生の時にも参加したことがあるのですが、あの時は20年後にまた曳かせてもらうことがあるとは思わなかったし、まさか自分の子供たちと参加することになるとは、全く思いませんでしたねぇ。20年に一度のことだし、誰でも参加させてもらえるものでもないので、ありがたいことだと思っております。ってこういう時は信心深い (^^;;

さて、この「御木曳行事」ですが、今年行われたのが第一次で来年も第二次ということで行われます。第二次の「一日神領民」も募集がされておりますので、興味とお時間のある方は是非、ご参加くださいませ。

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