アマゾンは本当に反エコロジーなの?

ガジェット通信「Amazonは反エコロジーな意味で「かなり異常」」の記事から。

自分もそう思っていた時期がありました。

どう考えても、iPhone用超小型補助バッテリーに合った箱の大きさではない。質量的に考えておかしい。極端な話、プチプチに包んで封書に入れて定形外郵便で出してもいいくらいのサイズである。炊飯ジャーや加湿器などのちょっとした家電を入れて送れるサイズの箱に、重さ数グラムのiPhone用超小型補助バッテリーを入れて送っている『Amazon.co.jp』。

via: Amazonは反エコロジーな意味で「かなり異常」 – ガジェット通信

こういう経験はアマゾンを利用したことある人なら誰でも一度や二度ならず思ったことがあるでしょう。で、それだけを見てると一見、正論のように思えるんだけど…

一度ツィートしたかどっかに書いたか忘れちゃったんだけど自分の疑問に対して教えてもらったのが、アマゾン内部のルールで何種類かの梱包が用意されていて場合によって一番効率の良い方法が使われているらしいとのこと。「なるほど」と思っても、目の前のでかい箱を目にすると「う〜ん」となっちゃうんだけど、もうちょっと視点を広げてみるとどうなんだろうか?

例えばアマゾン内部の効率化、人件費。これによってユーザーは安く購入できる恩恵を受けてないか?梱包コスト、配送・運送コスト、運搬車の積載効率、配送ルート、それによる CO2 の排出量など。これを考えた時に、いちいち商品の大きさによって梱包材から方法、サイズまで最適化するよりもずっと効率が良くて、結果、環境に優しいことになっていないだろうか?

この記事は東京産業新聞社が掲載しているようだけど、一応、新聞社というプロなら、ド素人の自分でも感じるような疑問で終わらせないでちゃんとアマゾンに取材するなりしてもうちょっと掘り下げるべきじゃないのかね?

とりあえずそれは横においといて、エネルギー効率を上げることや環境負荷を下げることは大事なことではあると思う。ただ昨今の CO2 排出量の削減目標などちょっと行き過ぎているんじゃないだろうか?すでに目的自体がすり替わってしまっているような気がしている。

NASA が「NASA Study Acknowledges Solar Cycle, Not Man, Responsible for Past Warming」という「過去の温暖化の原因は、人的なものではなく、太陽活動の影響である」と言う内容の Report を去年出しているんだけど、マスコミが取り上げているのをテレビをほとんど観ないこともあって、不幸にもお目にかかった記憶がない。

NASA は今の温暖化も同じという主張をしてたと思うし、同じ主張をしている所謂、専門家もいるようなんだけど、やっぱり世のメインは CO2 削減で車や家電メーカーをはじめどこもかしこもそうなってる。

まぁそういうことに熱心に取り組むことは間違っているわけじゃないし、そういう主流にのっておけば批判されることもないし、商売にもなるんだろうけど、行き過ぎはどっかに歪みを産むと思うんだよね。

そろそろもうちょっと客観的に冷静に分析した方がいいじゃないだろうかね。

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2件のコメント

  1. こんにちは。
    確かに各社の通販を利用したときに、箱がでかいな〜と思う事はありますね。
    でも何十種類も箱を用意するのは経費が掛かるし、その在庫管理にも手間と費用が
    かかる。梱包材がないからと言って発送が遅れれば、客は怒る。配送センターでは
    カーゴやコンベアーで移動・仕分けをするだろうし、そんな作業にはある程度の
    大きさがないと扱いにくいと思う。
    荷扱いや発送数の大きな業者ほど、その辺を割り切らないと円滑な運営が
    続かないと思いますね。

  2. コメントありがとうございます。
    確かにその通りですね。
    特にアマゾンほどの規模だと1日に扱う荷物ってどれくらあるのか全然、想像つきませんけど単なる効率化だけではなくて最適化も考えて、今の形になっているんでしょうね。

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