そんなわけで購入した、モトローラの iPod アダプタ付属 Bluetooth ヘッドセット「S9 & iPod アダプタ」の超主観的なレビューっぽいもの(笑)をまとめてみました。

結構、長くなってしまったので、ご興味と関心のある方は、「続きを読む」からどうぞ。

まずはヘッドフォン側の充電が必要。iPod アダプタは iPod から電源を取るので、充電は不要です。まぁその分、iPod のバッテリの減りは早くなりますが…

満充電までは約2時間。充電中は、ネック部分のセンターにあるインジケータライトが赤 -> 黄 -> 緑と変化して行きます。このライトを挟んで、充電ポートと電源ボタンが配置されています。

充電ポートはミニ USB 端子で、ケーブルの反対側は AC コンセントになっていてコンセントから充電する仕様。充電が完了すると、iPod アダプタとのペアリングを行う手順。これは説明書に従って行うだけで特に問題なく終了です。

S9 イヤーピース付属している、イヤーピースは2種類。始めからヘッドフォンに取り付けてあるモノと同じモノが1組と、やや大きめのドーム型のモノが1組。とりあえず自分は標準のイヤーピースでしばらくいくつもり。

各機能のボタンは、音量調整ボタンと通話ボタンがヘッドフォンの左側に。右側には再生、一時停止、曲前後のスキップボタンが配置されています。ボタンに凹凸があるので手探りで操作するのはそれほど難はない感じ。あとは慣れかな。

iPod は再生/一時停止ボタンの長押しで、電源が切れる仕様になっていますが、S9 の再生/一時停止ボタンを長押ししても電源は切れませんでした。これはちょっと残念といえば残念なところ。

それから、音量調節ボタンで音量を下げていくと、ある一定以上の音量より小さくすることはできませんでした。個人的には最小の状態で十分な音量と感じましたが、その音量程度では音漏れはありませんでした。

また、気になっていた、無音時の「サー」などの気になるようなノイズは一切なし。これは購入前の懸念材料の一つだったので一安心。

店頭で試した時の側圧の強さは、時間が経つにしたがって、気にならないようになり、数時間装着しっぱなしで過ごしてみましたが、痛くなったりすることはありませんでした。

ちなみに自分の頭囲は 58cm くらいで顔はでかいです(ってほっとけ)。

そして自分は眼鏡を常用していますけれども、かけているのは
MP690
というツルがストレートのタイプ。そのせいか、眼鏡との干渉などは気になりませんでした。しかし、ヘッドフォンをしたままでの、眼鏡の着脱はちょいと難しいです。

眼鏡との干渉については、ここのところ自分は B&O の A8 を使っていたので、このタイプのヘッドフォンを使って気にならない人は大丈夫ではないかと思います。

到達距離については、我が家では薄い壁を隔てた隣の部屋程度だと全く途切れることはなかったものの、もう一枚ドアなどを挟むと切れました。この辺は家の構造などにもよると思いますが、ポケットや鞄に iPod を入れて使う分には全く問題ないと思います。

それから電子レンジとの干渉ですが、iPod との距離が 50cm とないところで音を聴いていても、2m 程度の距離で電子レンジを使われると音は途切れてしまいました。

遮音性の方はあまり高くはありません。以前、使っていたオーテクの ATH-CK5 と変わらない印象でありました。まぁ個人的には電車の車内放送などが全く聞こえないのは困るので、この程度で充分かと。

気になる音質ですが、今まで聞こえなかった音が聴こえる様になったというようなことはないですが、バランスの良い素直な音ではないかというのが、とりあえずの印象です。

基本的に J-POP を中心に聴いてますけれども、低域が出てないとか高域がどうのという印象はなく、変な癖のない聴き疲れしない音というのが第一印象。エージングしていくことでどのように変わっていくかですが、現時点ではかなり満足しています。

iPod との接続がらみはそんなもんかな? あと Bluetooth の携帯を持っていないので、Mac との接続を試してみました。

iMacG5 との接続は、D-Link DBT-120 を使って接続。ペアリング自体は特に問題なく、ヘッドセットとヘッドフォンとして認識されます。ただ、下の画像のように、ヘッドセットとヘッドフォンとの区別が名前からはつきません。

サウンド

ペアリングが済んで、早速 iTunes で音を聴こうと、Audio MIDI 設定で、出力先を S9 のヘッドフォンに設定しても音が出てこない。ヘッドセットの方を確認してみると音は聞こえてきますが音質はひどいものです。それはもちろんヘッドセットの出力ということで、8kHz/16 ビットなんで、さもありなんですが…

ヘッドフォンの設定で出力するには、 A2DP (Advanced Audio Distribution Profile) のプロファイルに対応している必要があると思うのですが、ちょっと調べてみると、MacOS X は Leopard になってから対応したものの、D-Link DBT-120 の方がおそらく対応していないようなので、音が出力されないのではないかと思われます。

ということで、このままだと、おもしろくないので (^^;; A2DP に対応しているプリンストンテクノロジーのPTM-UBT3S でも購入しようかと思ってます。

あと、不満な点を挙げるとすれば、今のところはヘッドフォンが折り畳めないことと、iPod アダプタの Dock コネクタ部分がセンターに来ていないので、若干外しにくく感じることくらいでしょうか。

さて、まとめ(笑)

この価格帯だと各社の中級くらいのヘッドフォンが購入できるので、正直、迷ったところもなくはなかったです。

しかし、iPod を使い始めてから、とにかく自分はコードから解放されたかったので、この製品はそれだけでもかなり満足のいくものでしたし、音質面では少し懸念もあったんですが、それも杞憂に終わり、大変満足のいく買い物となりました。

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