19時の NHK ニュースのトップで報じられた件、サイトにも「東芝 HDDVD撤退で調整」の記事として掲載されておりました。
月曜日に東芝から「一部報道は誤り。事業は継続」といった発表がないことを祈ります(あり得るからなぁ〜 :-p)。
さて、以降、報道が真実だということで話を進めますけれども…
個人的にオリンピック商戦前後あたりまで長引くかと思いましたが、意外に早かったというか、何かあっさり決まっちゃったなという印象も拭えませぬ。
今年に入って、CES の前に「ワーナーショック」があり、そこから流れが一気に出来てしまった感じですね。
これがもしなかったり、逆だったりした場合、Blu-ray が撤退に追い込まれていた可能性もあったというのが、これまでの規格争いとは少し違った面でしょうか。
正直、どちらのフォーマットの方が優れているのかは、厳密には分かりませんが、β vs VHS、LD vs VHD と歴史を振り返っても、性能が良い方が支持されるわけでもないし、数が多い方が生き残るわけでもないということで…
早めの終結は、ユーザにとっては良いことだと思います。ただ、次世代ディスクとしてはこれで第一幕終了というか、本当の幕開けになるのかなと思います。
本当の争いは、パッケージメディア vs ネット配信ということになっていくでしょうし、それに各メーカはどのように対応していくのかっていうことを考えていかなければならないでしょう。
また、7割のハイビジョンテレビの所有者が次世代ディスクプレーヤの必要性を感じていないということに対しても、訴求、浸透を図っていかなければなりませんし(日本では少し事情が異なるかもしれませんが)。
個人的にはこれで、本格的に Blu-ray タイトルを安心して購入できる方向に行くので、とりあえずは再生環境の整備から。やっぱり PS3 かな。
ハイビジョンテレビの方は、まだ先の予定なのでしばらくは高画質の恩恵には預かれませんが、こうなった今、現行 DVD しかないタイトル以外で、現行 DVD を積極的に買うという理由もないでしょう。
録画機については、ダビング10 の件が決着までまだしばらくかかりそうなので、その動向がはっきりしてからでも良いかなと思ってます。
その時は、BD 対応になった、東芝 RD が候補に挙がるようになっているでしょう。