小型 USB DAC/ヘッドホンアンプを検討していて、候補は「HERUS+」か「EXPLORER2」に絞ったことは、すでに書いてもいますので、「nano iDSD」について、今さら取り上げることもないのかなとは思っていたのですが…

nano iDSD

DSD 再生に興味を持ち始めたので、「EXPLORER2」よりも「HERUS+」の方が有利という感じなんですけど、同じく DSD に対応している「nano iDSD」については一つ勘違いしてることがありました。

それはサイズ。

「HERUS+」より大きいことはもちろん分かっていたんですけど、iPhone よりも一回り、二回り大きいと勝手に思い込んでたんですよね。仕様上のサイズは、158(l)x68(w)x28(h)mm ということなんですが、これって端子なども含んだサイズなんですかね?(それでもなんかおかしい気がするのだけれど…)「高橋健太郎のOTO-TOY-LAB――ハイレゾ/PCオーディオ研究室――【第1回】iFI-Audio「nano iDSD」」を何気なく読んでたら、iPhone 4s と変わらないサイズという… あれ?

どうも納得いかないので、本国のサイトで確認してみたら、87(l)x68(w)x28(h)mm とあるじゃないですか。間違ってんな。

MacBook Pro との組み合わせ利用が前提で、家庭内ノマド状態なので、きょう体サイズは小さければ小さい方が良いわけですが、iPhone と同等のサイズなら許容範囲かなと。

対応するフォーマットは「nano iDSD」の方が「HERUS+」より上だし、価格も半額くらい。サイズさえ問題なければ、十分、選択肢になりうるわけです。

そんな訳で改めて、「nano iDSD」について情報収集。大半が良い評価のようですが、気になることも何点か…

ファームウェアのアップデートは Mac ではできない

これ結構、辛い。Mac 環境しかない場合は、代理店サポートに送って対応してもらわければならず、片道の送料もユーザ持ち。返ってくるまで使えないというのは痛いですよねぇ。

ヘッドホンジャックに不具合あり?

ヘッドホンジャックが緩いという話があったり、ジャックの GND の接触が甘いので、音質的に問題があったりするらしい。もっともこれは改善される予定があるらしいという記述を読んだので、今から購入する製品は大丈夫なのかな?

まぁ直ってない場合は対応法があるようで、「nano iDSD」は回路的にヘッドホンジャックに来ているのと RCA に来ているのが同じで RCA も可変ボリュームになっているので、ヘッドホンジャックを使わず、RCA からヘッドホンにつなげば、音質は全然違うらしいです。でも、根本的な解決じゃないよなぁ…

USB 端子の相性

「nano iDSD」の USB 端子は USB 3.0 ですが、伝送には USB Audio Class 2.0 が利用されている関係で、PC 側の USB 端子が 3.0 だと正常に動作しない場合があるとのこと。対策としては、

  • PC に USB 2.0 の端子も併設されていればそちらに接続
  • PC に USB 3.0 の端子しか用意されていない場合は USB 2.0 のセルフパワーハブを使う

現状の自分の環境では問題ないですけど(使ってる Mac は USB 2.0)、将来、買い替えたりした場合に、MBP 環境でハブが必要になるとかあり得ない感じ。

この価格で対応するフォーマットの多さはとても魅力的なんですが、Mac で使っていく上ではちょっと考えてしまうところがあるのかなぁというところです。比較試聴できればいいんですが、もう少しいろいろ悩もうと思います。

 

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