iPhone と Android。「数の論理」か?「スペック」か?いや「体験」だ

ITmedia「Androidは間もなくiPhoneを抜く――シリコンバレーのVC語る」の記事から。

そりゃそうなるんだろうなぁとは思うのですが…

GoogleのAndroid向けにアプリを開発する新興企業が急速に増えており、Googleはモバイル世界でAppleに対する大きな脅威になりつつある。ベンチャーキャピタリストが5月19日に語った。

via:Androidは間もなくiPhoneを抜く――シリコンバレーのVC語る – ITmedia プロフェッショナル モバイル

Apple が 1社で製造している iPhone に対して、オープンソースの Andoroid OS を使えて多数のメーカーが製造、販売が可能な Android 端末。

Mac と Windows の例を出すまでもなく、いずれ Andoroid 端末が市場の大勢を占めるようになるのは明らかじゃないかなと思います。

また、iPhone が日本に登場以前に盛んに言われた「オサイフ」「ワンセグ」などの機能は、各社の対応で自由に実装できるんでしょうから、少なくともスペックの面でも Android の方に分があるように思います。

iPhone vs Android

とはいえ、携帯全体に占めるスマートフォンの割合って将来的にはどのくらいになるんでしょうか?

どうしたって、普通の携帯の方を選択する層がいなくなるとは思えないし、あるアンケートで iPhone を使っていても次の機種変では普通の携帯を選ぶと回答した割合が 10数% あったというのをどこかで見かけましたけれども、そういうことから考えてもスマートフォンの割合は、良くて 4割。せいぜい 3割くらいに留まるんじゃないかな?という何の根拠もない個人的予想ですw

Google と ソニーから「Google TV」発売へ」のエントリーで書いたように Android を直接の収入源とせず広告媒体としてシェアを広めようとしていると思われる Google は当然、シェアを問題とするでしょうけれども、実際の売り上げが収入源となる Apple はシェアはあまり問題としていないのではないかと思っています。

「iPad がでっかい iPod touch」と揶揄されることに対して「体験が変わる」と nobi さんなどがおっしゃっておりますが、まさにその通りだと思うわけです。

そしてその「体験」はこうしたガジェットなどのプロダクツのことだけではなくて、例えば企業の Web サイトももちろん、人のあらゆる営みに通じるものだと思うのです。

例えば「食事」。何を食べるかはもちろん重要ですが、もっと大事なのは「誰と食べる」か?

1時間、2時間の食事タイムを、より楽しいおしゃべり、新しい知識・考えを得られる相手と「体験」した方がいいですよね?高級フレンチを気に入らない相手と黙って食べるより、ガード下のラーメン屋で素晴らしい「体験」をもたらしてくれる相手と食べる方が美味い食事ができると思うのです。

iPhone は自分にとって普通の携帯では得られなかった素晴らしい「体験」をもたらしてくれました。Android 端末が真の意味で iPhone を超えるにはさらに素晴らしい「体験」を提供できるか否かにかかってると思います。

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