CM で流れてくる挿入歌「テルーの唄」に不思議な魅力を感じてしまう「ゲド戦記」(音あり注意) が土曜日から公開。
それにあわせて金曜ロードショーでは、今日は「となりのトトロ」、先週は「ハウルの動く城」が放送されてます。「ハウルの動く城」は DVD を購入したままで放置状態だったので、ようやく DVD を再生しましたです。
そんなわけで、やっと自分の 1/24 second のシーンがどこだか分かったわけですが… (^^;;
魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった少女ソフィーと、人々に恐れられているが実は臆病者の美青年魔法使いハウルとの物語。
序盤、老婆の姿にされてしまった「ソフィー」がつぶやく、「年寄り…」に絡んだ台詞は、現在求められている、ユニバーサルデザインやバリアフリーについてへのメッセージだと思うと、何となく笑ってしまうのでした。
それにしても、見終わってもすっきりしなかった。
「ソフィー」にかけられた呪いが最後に解けるのは、「カルファー」との取引の結果だとして、途中、元に戻ったり、中途半端に戻ったりというのがどうにも良く分からない。何となく、「ハウル」に対する気持ちや、彼女自身の気持ちによるものだという気もするのだけど、それだけではないような?
それから最後の「サリマン」の台詞など、物語が唐突に終わってしまった感があって、どうもしっくりこないんだよなぁ…
また、ジブリのアニメは声優さんを使わず、普通の俳優さんが使われることがこのところの特徴なわけですが、キムタクは悪くなかったと思うし、美輪明宏はさすがだなという感じがしました。しかし、倍賞千恵子はどうなのか? いや、彼女が悪いわけじゃない。
設定の問題なわけですが、序盤の18歳のソフィーの声というのは、ちょっとどうなのかと。老婆になった後は、何の違和感も感じなかったし、後半はその声に慣れたんだろう、序盤ほどの違和感はなかったんだけども、配役を替えるとかするべきじゃなかったかなという感じがしちゃいました。
シーンごとの画は印象的なモノもあり、さすがだなと思うことも多かったですが…
自分は、ジブリ作品は割と好きなものも多いんですが、このところもう一つという感じがするのも正直なところ。「ゲド戦記」も試写を観た方たちの評判はあまり良くないようで、もうジブリだからと映画館に行かずに DVD を買うのは止めた方がいいのかも…